yummy!タナベ ユミコ News & Diary

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ラオス紀行(まとめ) 20:34
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のんびり更新していたラオタイムブログ。
帰国後、私はすっかりラオスの虜になってしまいました。
それはまるで、初めてキャンプを体験する子供のように
衝撃体験が多かったからなのでしょう。

そもそも、ラオス行きは数年前から誘われていたのだけど、
ずっとタイミングが合わなかったり考えすぎて躊躇していました。
それが今回なぜ行く事になったのかというと、
いろんなタイミングが合った事以上に、
今年に入ってから家族や人とのつながり、大きく言えば自然とのつながりについて
ものすごく考えさせられる大きな出来事があったからでした。

私は無宗教で信仰心のない人間ですが、
死ぬ時は仏前でお経を唱えられてお墓に入るのだから、
ざっくりくくるとほとんどの日本人と同じ仏教なのでしょう。
その、仏教を深く信仰する同じアジアのラオス人に
人とのつながりとは何かを教えてもらい一心で、
そして、自分のできる「切り絵」という能力で
少しでも現地のみなさんにお役に立てるならという一心で、
お仕事という名目でこの旅を決意しました。

ラオスは世界の中でも最も貧しい国の一つです。
でも、ここの人達はみんな、なんとも大らかで穏やかで、
日本人と同様にシャイだけど親切で、
とても幸せそうに笑っている。
何とかなるさ!と笑っている。

それは、きっと、お金はなくても、心が豊かで、
家族や友達のつながりを大切にし、他人とのつながりも大切にし、
動物も自然も大切にする事が当たり前だからなのではないかと思います。

東京にいると、「忙しい」という言葉を免罪符のように使う事が
当たり前になってしまいます。
でも、それはとてもかっこ悪くて恥ずかしい事なんだと気づかされました。

観光もあまりできなくて、上司に気を使って緊張しっぱなしだったけど、
みんな優しくしてくれたので本当に行ってよかったと思える、
人見知りでビビりの自分の殻を少し打ち破ったと思える旅でした。
今度は仕事ではなくて、観光でのんびりラオタイムしに行くぞ!
のんびりビールを飲んで思い切りゴロゴロしに行くぞ!
と、新しい野望を抱いております。

ラオタイム人間になるために、決して「忙しい」と言わないように気をつけようっと。

最後に、ここで仲良くしてくれたラオスのみなさんへ
ブログを読んで下さった貴重なみなさんへ

コープチャイ!(ありがとう)

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ラオス紀行(その15) 20:18
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旅の最終日、ビエンチャンにあるこども文化センター(通称CCC)へ。
今日はここで図書館司書さん達に絵本の修理のワークショップを行う。



こじんまりしているけど、子供達への愛情が伝わるディスプレイが
たくさん飾られてあった。

 




書架には寄付された日本の本がたくさん並ぶ。
中身はラオス語に翻訳されてあります。



ラオスの絵本。
製本状態は決していいわけではないけれど、
ラオスでは本はとても高価なもの。
大切に保管されていた。






現地の図書館司書さん達に本の修理の方法を伝える。
身振り手振りだったけど、本を治したいという気持ちは一緒なのだと、
ほんの一瞬で分かりあえた。





















まず衝撃を受けたのが、書架の絵本のほとんどがものすごい破損状態だという事。
「分け入っても分け入っても青い山」ならぬ、「治しても治しても壊れた本」状態。
それでも、ここでは本を簡単に買い替えるわけにはいかないし、
修理する道具も限られている。

なるべくたくさんの子供達に絵本を楽しんでもらえますようにと
思いながら、私は時間の許す限り一緒に本の修理をした。




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ラオス紀行(その14) 19:56
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ビェンチャンに到着後、さあ夜は一人でゆっくり街を探索するぞ!
マッサージをしに行くぞ!と思いきや、
上司の接待や銀行に付き合わされる羽目に・・・、トホホ。。。
まあ、ラオスで接待なんて貴重な体験だと思えばいいか…。
なので、朝食前に早起きして朝市場を見学する事に。



早朝の遊園地。





ハッチやらミッキーのメリーゴーランド…。
退廃的な空気を醸し出しております。



朝市場は早朝なのに大賑わい。
ラオスの女性は働き者。
何しろ女性が働く、働く!



祭壇用のお供え用のお花らしい。
街中のいたる所で見かけた。


















見た事もない野菜をたくさん見かける。



これがタマリンド。
マメ科の植物でとても美味。
干し芋のようなねっとりした食感で、
調味料にも使用される。



マクナオという柑橘類。
ラオス料理には欠かせない食材。
麺類にもご飯にもこの果汁をかける。











茄子の仲間。
生で食べてみたが、とても辛かった。



ふんだんの葉物野菜。





肉売り場。



ラオスは豚、牛、鶏、カエル、芋虫…。何でも食べる。










朝から人々の熱気に元気をもらう。
市場の外では恒例のお坊さんの托鉢を拝見し、
食べ物をみんなで分け合う国民性を垣間見る。

「食べる事は生きる事。」
当たり前の事なんだけど、飽食の日本人が忘れがちな事。
そんな言葉を思い出される清々しい朝だった。





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ラオス紀行(その13) 19:46
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ビェンチャンの街は、首都とは思えないほどのんびりした雰囲気。
アジアというと喧騒の中を急ぐというイメージだったけど、
何とも穏やかで朗らか。











念願のトゥクトゥクに乗る。



おじさん、思い切り飛ばす、飛ばす!
信号がほとんどないのに事故が少なそうなのは、
これも穏やかなラオスの空気のおかげなのか…。




洋服店も独特なディスプレイ…。
お世辞にも日本や欧米のように洗練されてるわけではないけど、
これでいいのだ!と思わされる。



巨大市場、タラートサオでお土産用のモン族の刺繍のスカートやら巾着やらを
大量購入。
市場の中になぜかスヌーピーカフェを発見。



店員さんのTシャツがやけに可愛い。
日本にもできたら確実に流行りそう。




 
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ラオス紀行(その12) 17:50
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暑さに感けて久々の更新です。
いいんです!ラオタイムブログですから…。



 仕事の合間を縫って唯一観光できたのがここ、タートルアン。
フランスの凱旋門を模した慰霊塔。






裏側はこんな感じ。オリエンタルな装飾。



展望台に向かう途中のお土産屋さん。



やっぱりここでも本が気になる。
ラオスの本は製本の形状がほとんどペーパーバッグ。



民族衣装、シンのお店。



展望台頂上の窓。



お供え?があった。



お坊さんがのぞく先は…。




こんな眺め。

観光地といっても、ラオスは人が少なくのんびり。
物売りも少なく穏やかな観光スポットでした。



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ラオス紀行(その11) 23:36
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バンビエンから首都ビェンチェンに移動。
通訳のYさん宅に隣接している「川のほとりの図書館」を訪問した。
Yさんは、ラオス在住の作家さんでもあり、
日本でもYさんが書いたラオスに関する書籍や絵本が数冊出版されている。



手作りのとても可愛い図書館だった。






こちらに名前を書いて本を借りるようになっている。
昔の小学校の図書室のよう。








日本の絵本がたくさんあった。
全てラオス語に翻訳されている。









ラオスの絵本。
製本がペーパーバッグのような作り。



日本でおなじみの絵本のキャラクターが描かれている。



子供達の写真や手作りの飾りがたくさん飾られていた。



あ、ぐるんぱ!



図書館の周りでは、近所の子供達が自由に遊んでいた。
Yさんによると、ここに来る子供達は決していい環境で育っているわけではない。
子供よりも、親に教育が必要な家庭が多いそうだ。

Yさん手作りのこの図書館は、決して蔵書数が多いわけでも
立派な施設があるわけでもない。
でも、Yさんの子供達への確かな愛情や願いをひしひしと感じる
とても可愛い素敵な図書館だった。
 
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ラオス紀行(その10) 12:03
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セミナーの最終日、お別れパーティーを開催してもらった。
私もオーダーしたばかりのラオスの民族衣装「シン」を着て参加。

宴会の前に、ラオスのお祈りをしてもらった。
祭壇の周りに座り、僧侶のような人に旅の安全と健康を祈祷してもらう。
頭からもち米をまかれたり、ミサンガのようなブレスレットを手首に大量にまかれたり、
「幸運のたまご」というゆでたまごを大量にもらったり…。

ビックリするような初めての経験だったので終始眼をシロクロしていたが、
ラオスのみなさんの優しさを全身で感じた。
他人の幸福を心から祈る事ができる国民性、
本当に素晴らしいと思う。



 
儀式が終わったら宴会開始。
「ユミコサン、これ美味しいよ!」
と、仲良くなったみなさんからいろんなラオス料理をもらう。
ビールを飲むたび「カンパーイ!」と盛り上がり、
お酌をして回る日本人サラリーマンのような男性には、
アルコール度数の強いお酒をたくさん飲まされたりし、
すっかり酔っ払い、楽しい気分に。



宴会が佳境に入ると、県別対抗カラオケ大会。
曲のイントロがかかるたび、みんな「イェーイ!」「ヒューッ!」と
大盛り上がりになり、踊りまくっていた。
宴会の様子は万国共通なんだなと実感。
日本と同様、東北地方出身の人は本当にお酒が強かったのが印象的。

写真の歌う女性は特にマイクを離さなかったカラオケの女王。
こういう女性、日本にもいるいる!






なんだかもう、ドンチャン騒ぎ。
言葉が通じないのにすっかり仲良しになれてよかった!

何より嬉しかったのが、
「ユミコサン、切り絵の作り方もっと教えてよ!」と、
いろんな人から声をかけてもらえた事。
今まで悩みながら続けていた自分の仕事が肯定されたような、
そんな気持ちになった。

「ほんと、もっと教えたいし私の作品を見てもらいたい。」
私、日本に帰ってからやらなきゃいけない事がたくさんあるんだ。



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ラオス紀行(その9) 11:40
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ラオスでは今まで食べた事のないおやつをたくさん食べた。
というのも、セミナーの休憩時間に現地スタッフの方が
毎回違うおやつを用意してくれたからだ。
個人旅行だったらこんなに食べられなかったであろう。



クリームパンのような…。



ココナッツの餅菓子。



中身を割ると木イチゴが入っていた。



バナナの葉っぱにくるまれたものと求肥のようなもの…。



葉っぱの中身は豆を練ったような味の
ほんのりとした甘さの素朴なお菓子だった。



果物もどれもとても瑞々しくて、味がギュッと詰まっていた。
写真に撮り損ねたけど、個人的にはタマリンドという果物にはまる。
マメ科の植物で、あんずのような、干し芋のような味。
あまりにはまって、滞在中はたくさん食べてしまった。
それだけでは足りず、お土産でもタマリンドのジャムを購入し、
日本でも朝食でラオスの味を今だに楽しんでいる。

東南アジアのおやつは決して華美ではないけれど、
おひさまの味がする。
自然の恵みを頂くようなありがたい気持ちになる。



 
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ラオス紀行(その8) 21:06
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滞在地バンビエンでは日中ずっと仕事で
ほとんど観光できなかった。
唯一観光できたのがここバンビエンリゾート。
仕事で開催したセミナー参加者のラオス人のみなさんと一緒に
ランチ休憩の合間におでかけした。





バンビエンリゾートは実は中国が作った人工的な場所で、
入場料がかかる。
ラオスに着いてから車中でいたる場所に中国の工場を見かけた。
ここ数年で、ラオスの広大な土壌や川が中国に買収されているらしい。
外国の文明が進出する事により、今後のラオスはどうなっていくのであろう。

複雑な気持ちになりながらも、とりあえず束の間の観光を楽しむ事にした。



タムチャン洞窟という鍾乳洞。



洞窟に入るには長い長い階段に登らなければならない。



鍾乳洞の中。
ひんやりしていて気持ちがいい。






鍾乳洞奥にはお祈りをする場所があった。
ラオスのみなさんは靴を脱いで静かにお祈りをしていた。
私も郷に従い静かに手を合わせてみる。

「ここに来れて嬉しいです。ありがとうございます。」



日本でいう「おみくじ」のようなものだそう。
運だめしをしてみたかったが、何て書いてあるかさっぱりわからず…。



下りの階段は意外と怖い。



久々に見る漢字。
中国が作ったリゾートだから当然か。



リゾートで酒盛りをするラオスの若者達。
楽しそう。



リゾートではしゃぐお坊さん達。
とてもリラックスしていて清々しかった。
修行の合間の休息なのであろう。

そうそう、通訳のYさんの旦那さんはこの鍾乳洞で
「必ずまたここに来ますから宝くじが当たりますように。」とお願いしたら
本当に当たったそうな!

それを聞いて私も何かお願いしておけばよかったと一瞬思ったけど、
ここにはもう二度と来れないだろう。
無責任なお願いはきっと神様は聞いてくれないので
ここは謙虚にやめておく。

…ともあれ、私もお坊さんと同様に
慣れない土地での仕事の緊張感から
少し解放されたような心地よい休息時間になった。

人々って、自然と触れ合うととても元気になる。
自然と共生する生活にますます憧れるばかり。





 

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ラオス紀行(その7) 21:17
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ラオスではたくさんの子供達に出会った。

正直言うと、ラオスの子供達は絵本や切り紙で
キラキラとした瞳で喜んでくれるのを想像していた。

ところが、今回滞在したバンビエンは西洋の文化が
入ってきているせいか、たまたま裕福な子供達と交流したせいか、
その私の想像とはかけ離れた反応であった。

日本では、子供の本離れや創作力の低下が問題視されている。
しかし、それはここラオスも例外ではないという事実。
この事実を知り、私は大いに衝撃を受けてしまった。
思わず、この世界の未来が恐ろしくなる。

…でも、その中でも街で無邪気に遊ぶ子供達の姿は眩しかった。
眩しい視線を受けるたび、
この現実の中で私達大人にできる事は何なのであろうかと
模索せずにはいられなかった。


 


























どの国に行っても、子供と遊ぶととても楽しい。

またみんなと遊びたいな。
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